1949-04-26 第5回国会 衆議院 本会議 第22号
連合國当局におかれましても、同胞の引揚げにつきましては、本年中には全員が故國の土を踏めるよう一段の御配慮を煩わす必要があることを信じております。 以上、何とぞ本決議案に御賛成あらんことを切にお願いいたします。(拍手)
連合國当局におかれましても、同胞の引揚げにつきましては、本年中には全員が故國の土を踏めるよう一段の御配慮を煩わす必要があることを信じております。 以上、何とぞ本決議案に御賛成あらんことを切にお願いいたします。(拍手)
これには連合國当局は実際どうやつておつたか。これは私は今年の初めから問題にしておるのであります。ここには全國における民主主義の発展如何ということが物を言つておるのであります。こういう状態では民主主義に対する眞劍な努力があると言えるか。徒らに早く国へ返して呉れという要求、これも民主主義の裏付けなくしてはどれだけの効果があるか。殊に今回の場合は冬季困難な輸送であります。
大体この地区にはまだ十二、三万の同胞が残つておりまして、これらの中國共産地区は現在の連合國当局におきましても、全く交渉相手にならないという地区でありまして、この引揚促進につきまして殆ど術策を施すべき術もないような状態で今日まで來たのであります。
引揚同胞対策に関する決議 数百万の海外同胞が本國に帰還し得たことは連合國当局の絶大なる同情によつたものであることを日本國民は深く感謝し、更に七十余万の海外残留同胞を本年結氷期までに是非とも帰還完了せしめられるよう連合國当局に懇請してやまないのである。しかしてこれら引揚同胞が速かに正常なる國民生活に復帰することは、國内の現状からして決して容易なことではない。
引揚がこれまで進捗いたしましたことは、ひとえに連合國当局の絶大なる御支援の賜と、深く感謝いたしておるところであります。併しながら終戰後三年になんなんとして、尚六十五万を超える多数同胞が海外に残留いたしておりますことは、諸君の述べられたごとく、甚だ遺憾に存ずるところであります。留守宅家族の方々の御心痛を思いますとき、誠に心からなる御同情に堪えません。
引揚同胞対策に関する決議 数百万の海外同胞が本國に帰還し得たことは連合國当局の絶大なる同情によつた者であることを日本國民は深く感謝し、更に七十余万の海外残留同胞を本年結氷期までにぜひとも帰還完了せしめられるよう連合國当局に懇願してやまないのである。 しかしこれからの引揚同胞が速やかに正常な國民生活に復帰することは、國内の現状からして決して容易なことではない。
〔議長退席、副議長着席〕 引揚げがこれまで推進いたしましたことは、偏えに連合國当局の絶大なる支援の賜として、深く感謝しておるところであります。しかしながら、終戦後三年になんなんとする今日、なお六十五万を越える多数合同胞が海外に残留しておりますことは、はなはだ遺憾に存ずるところでございます。留守宅御家族の方々の御心痛はいかばかりかと、御同情にたえません。
引揚同胞対策に関する決議 数百万の海外同胞が本國に帰還し得たことは連合國当局の絶大なる同情によつたものであることを日本國民は深く感謝し、更に七十余万の海外残留同胞を本年結氷期までに是非とも帰還完了せしめられるよう連合國当局に懇請してやまないのである。 しかしてこれら引揚同胞が速かに正常なる國民生活に復帰することは、國内の現状からして決して容易なことではない。
○木村禧八郎君 連合國当局がこの終戰処理費関係で日本の経済の再生産を圧迫しては困るということについていろいろ配慮して下すつたということについては我々も承知しております。
政府委員にこれに関する説明を求めましたところ、政府委員よりは、講和條約が締結されていない現在、また現に連合軍により管理されておる地区への移住に関して、政府としては正式に連合國当局と折衝することは不可能であるが、將來における連合國当局の善処をお願いする事前処置として、一應この請願を取上げ、連合國当局に提出することは差支えないとの説明があつたのでありますが、本問題は國際的に微妙な影響を有するため、特に小委員会